外食向け戻らず。
2022年度の食肉の国内消費量が減少。
農畜産業振興機構(東京・港)のまとめによると、牛肉と豚肉、鶏肉でいずれも減。
3畜種すべてが減ったのはデータを前年対比で比較できる1991年度以来、初めて。
居酒屋など外食によく使う輸入品を中心に消費が落ち込んだ。
新型コロナウイルス禍からの需要回復は途上だ。
減少幅が大きかったのが鶏肉。消費量に相当する推定出回り量は約225万トン。前年度に比べ1.8%減った。
2004年度以来、18年ぶりに前年を下回った。国産品は横ばいだったが、輸入品が6.7%減り全体を押し下げた。
焼き鳥や唐揚げに多く使う、居酒屋など外食向けの需要が落ち込んだままだ。
インバウンドは回復しているものの、消費の大幅な底上げにはまだつながってない。