それでもライブは最後まで続けた。
大阪市の大阪城ホールで今月17日、音楽ライブ中に音響装置が破裂し、
飛び散った破片で観客3人が重軽傷を負っていた。
大阪府警は業務上過失致傷容疑で、装置が壊れた原因や安全管理態勢を調べている。
府警などによると、事故が起きたのは、ラッパー「MC TYSON」さんのライブ。開始直後の午後5時15分頃、
ステージに設置されていた火薬で爆音を出す金属製の筒状の音響装置(長さ約15センチ、直径約5センチ)が起爆時に破裂。観客席前方にいた10~20歳代の男女3人に破片が当たった。
3人は病院に搬送され、20歳代の男性が頭蓋骨骨折の重傷、10~20歳代の男女2人も顔や手にけがを負った。
会場には約5000人の観客がおり、ライブは最後まで続けたという。
主催者側は28日、「多大な不安やご心配をおかけしたことをおわび申し上げます」とコメントを出し、
MC TYSONさんもツイッターで「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪した。
‘@ライブに罪はありません。だから最後までやります。
謝って済む問題ではない。
責任は俺にあると思うなら中止にすべきだった。
後で謝罪しても意味をなさない。
人としてあり得ない。
モラルの崩壊が危機を招く。