ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英半導体設計大手アームは14日、米ナスダック市場に上場。
13日に売り出し価格を仮条件の上限51ドルで決定。
初日の終値は63.59ドル(約9400円)と公開価格の51ドルを約25%上回った。
米メディアによると、終値ベースでの時価総額は650億ドル(約9兆6千億円)超に膨らみ、
アームが持つ半導体に必要な設計技術への高い期待を反映した。
初値は56.10ドルだった。
上場にあたりSBGは約10%のアーム株を売り出したが、事前の申し込みは売り出し株数の10倍を超えた。
アームはスマートフォン向けの半導体で圧倒的なシェアを持つ。
近年は車載半導体やデータセンター向けなどの分野でもシェアを拡大している。
アームの開示資料によると、米国のアップルやエヌビディア、グーグルなどがアームに出資する方針だという。