持ち株会社における投資やビジョン・ファンド事業に携わる従業員数が2割以上減少。
29日に開示した総会資料によると、ソフトバンクG内で投資事業に携わる社員数は3月31日現在で前年同期比21%減の316人に、
ビジョン・ファンド(SVF)事業では同25%減の349人になった。
また、米国市場で上場を計画するアーム事業は1年前から約4%減の5761人に縮小。
ソフトバンクGの前期(2023年3月期)決算はビジョン・ファンド(SVF)事業で巨額損失を計上、2年連続の赤字となった。
前期の純損益は9701億円の赤字で、SVF1号、2号、ラテンアメリカファンド事業の損益(税引き前利益)は4兆3083億円の赤字だった。
11月に決算説明会に出席したSVFのナブニート・ゴビルCFOは、人員削減について3割以上に達するとの見通しを示していたが、詳細を明らかにしていなかった。
また、ソフトバンクGの主要借入先10行のうち、みずほ銀からの借入額が8122億円から6085億円に、
三井住友銀行は6182億円から4521億円に、ゴールドマン・サックスでは3642億円から3089億円と、10行全体では3兆446億円に26%減少した。
このほか、孫正義社長の所有株数は4億6016万株から4億2666万株に、後藤芳光最高財務責任者の株数は107万8600株から27万8600株に減少。
‘@日経平均強し。一時-170円に転じたものの終値は+94円の31328円。
ソフトバンクは一時-270円を付けたが終値は―32円の5510円まで戻した。