ライドシェア普及の海外、事件も。
一般ドライバーが自家用車を使って有償で客を運ぶ「ライドシェア(相乗り)」に関する議論が日本でも始まった。
ライドシェアは米国や欧州の一部、中国、東南アジアなどですでに浸透している。
運転手の雇用創出や渋滞解消といった効果があるとされる一方、凶悪事件につながったケースも少なくない。
米国では2010年に世界で初めてサービスを始めたウーバーやリフトが台頭し、ライドシェアの台数がタクシー会社を上回る。
ただ、運転手による性犯罪も相次ぎ、19年には女子大生がウーバーを装った車に乗って殺害された。
今年1月には運転手の身元確認を強化する連邦法ができた。
中国でも18年、最大手、滴滴出行(ディディ)の相乗りサービスで女性客が運転手に強姦、殺害される事件があった。