9日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは、イスラエル軍によるレバノンへの砲撃で少なくともメンバー3人が死亡したと発表。
また、イスラエル北部に向けてロケット弾を発射したことを明らかにした。
この砲撃は、ハマスとイスラエルとの衝突が、レバノン国境を越えて北に拡大したことを意味する。
レバノンにある国連平和維持活動(PKO)の報道官はレバノン南部の国境で交戦があったことは認識しているが詳細は不明としている。
イスラエルの音楽フェスティバル会場にいた数百人は、ガザ戦闘員の銃撃を受けて逃げ惑った。
ロケット弾の砲撃が始まったのは7日午前6時半ごろだった。
イスラエル救助隊によると、フェスティバル会場では少なくとも260人の遺体が見つかった。
観客の一部は人質に取られ、ガザから投稿された映像がSNSで拡散されている。
米国防総省高官は9日、イスラム組織ハマスによる攻撃を受けたイスラエルに防空装備や弾薬などの軍事支援を急いでいると明らかにした。
高官は米国がウクライナとイスラエルに同時に武器を支援するのに苦慮するのではないかとの懸念に否定的な見方を示し、
「両国に支援を続けるとともに、われわれ自身の世界的な即応態勢も維持することができる」と述べた。
アメリカのブリンケン国務長官は8日、ハマスのイスラエル攻撃は、
イスラエルとサウジアラビアの国交正常化に向けた交渉を妨害する狙いがあった可能性を指摘。
ニューヨーク市のタイムズ・スクエアで8日、パレスチナを支持するデモと、イスラエルを支持するデモが同時に行われた。
親イスラエルのデモ参加者は、親パレスチナのデモ参加者に対して「人殺しめ!」「恥を知れ!」と叫んだ。
その後1人の男がパレスチナ人グループに向かって突進したが、すぐに警官に阻止され、連行された。
一方、親パレスチナのデモ参加者は「占領に対する抵抗は人権である」
「隔離政策を行うイスラエルへの米国の援助をすべて打ち切れ」「イスラエルはテロ国家だ」と唱えた。