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​欧州でテロ警戒、最高に。

ベルギーの首都ブリュッセル中心部の路上で16日、何者かが自動小銃を発砲し、2人を射殺して逃走。

当局はテロ警戒レベルを最高に引き上げたとベルギーのメディアが報じた。

死亡した2人はスウェーデン人で、他に1人が負傷。犯人が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだとの目撃情報もある。

SNS]には犯人を自称する男の動画が拡散。真偽は不明だが、白いヘルメットをかぶり、アラビア語で過激派組織ISから来たと主張。「スウェーデン人を殺した」などと述べた。



スウェーデンではイスラム教の聖典コーランを燃やすデモが相次ぎ、イスラム過激派が報復を呼びかけていた。

ブリュッセルではサッカー欧州選手権の予選でベルギーとスウェーデンの試合が行われていたが、事件を受けて中止となった。

一部のメディアは被害者について、サッカーのサポーターの可能性が高いと報じた。

アメリカ中西部・イリノイ州で14日、イスラム教徒の親子が刃物で襲われ、6歳の男の子が死亡。

地元当局によると、イリノイ州シカゴ郊外で14日、パレスチナアメリカ人の親子が大家に軍用ナイフで襲われた。

6歳の男の子には26か所の刺し傷があり、病院で死亡が確認されました。母親も十数か所刺され重傷だが、回復に向かっているという。

2人を刺した男は襲いかかる際、「イスラム教徒は死ななければならない」と叫んだという。

捜査当局は、イスラエルハマスの衝突が関連しているとみて、大家の71歳の男を殺人やヘイトクライムなどの疑いで訴追した。

ハマスによるイスラエルへの攻撃後、イスラム教徒が欧州で最も多く居住するフランスでテロの脅威が高まっている。

13日にはイスラムの過激思想に関係するとみられるテロ事件が発生し、仏政府はテロ警戒水準を最高に引き上げた。
反ユダヤ主義的な行動やパレスチナを支持するデモも国内で拡大し、緊張が高まっている。

仏北部アラスで13日、刃物を持った男が高校を襲撃する事件があり、教師1人が死亡、別の教師ら数人が負傷。

逮捕された男(20)はロシア南部チェチェン共和国出身で犯行当時「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだという。
ボルヌ仏首相は、パレスチナ情勢が男の動機に関連している可能性を指摘。



欧州メディアによると、ハマスの攻撃が始まった7日以降、国内で100件以上の反ユダヤ主義的な行動が確認され、20人以上が逮捕された。

ユダヤ人向けの学校や宗教施設に刃物を持ち込もうとした人物が逮捕された事例もあった。一部のユダヤ教徒の議員には殺害予告が届いた。

反ユダヤ主義の台頭を恐れる仏政府は12日、パレスチナを支持するデモを禁止すると発表。

ダルマナン仏内相は同デモは「公の秩序を乱す可能性がある」と述べ、参加者は逮捕されるとした。

だが、パレスチナの支持団体は禁止令が「表現の自由を脅かす」と反発。同日にはパリ中心部でパレスチナを支持するデモに約3千人が参加した。

警察は放水銃や催涙ガスでデモ参加者を排除し、約10人を逮捕。デモ参加者と警察の衝突は週末も続いた。