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​アルゼンチン、ミレイ氏が大統領選勝利。

19日日曜日、超リベラルなハビエル・ミレイ氏が率いる支持者たちは「自由だ!自由だ!」とブエノスアイレス本部前で叫び声を上げた。

今週日曜日に行われた大統領選の決選投票でハビエル・ミレイ氏が圧勝、得票率56%を獲得。

ミレイ氏は教育省と保健省を閉鎖し、社会福祉プログラムを段階的に廃止することにより、中央政府の規模を縮小することを訴えた。

またミレイ氏は140%を超えるインフレ率に終止符を打つため、経済をドル化し、自国通貨発行を担う中央銀行の閉鎖をするとしている。



ミレイ氏のアルゼンチンへの提案。

省庁の数を18から8に削減、社会扶助制度を段階的に廃止、年金基金を削減、経済をドル化、中央銀行を閉鎖、

外貨の売買制限を3か月以内に廃止、「公的部門が費用を負担」の終了を約束。

治安が重要であるとして、法的責任の最低年齢を引き下げ、「犯罪歴のある外国人」は入国禁止、

銃器市場の規制緩和、軍事予算をGDPの0.6%から2%に増やすと約束。

公衆衛生分野では病院への資金提供を停止、保険制度への移行を望む。

ミレイ氏は、財政支出と税金の両方を削減し、アルゼンチン中央銀行を閉鎖、自国通貨を米ドルに置き換えることを含む経済改革を中心に据えている。

アルゼンチン自国通貨のペソ為替レートは2019年12月には1ドル=62ペソだった。現在は1ドル=369ペソとなっている。
度重なる経済危機にうんざりしていた有権者は全てを壊して新たにスタートする彼の公約を受け入れた。



‘@西側にとっては朗報かも知れないが、国内の混乱は避けられない。

でも、混乱に慣れているアルゼンチン国民にとっては藁にもすがる思いだろう。

いずれにしろ選挙でこれだけ盛り上がるのはうらやましくもある。