「日本がとやかく言う権利ない」
中国海警局は日本の漁船と数隻の巡視船が、9日に沖縄県・尖閣諸島の周辺を航行したことに対し、
「中国の領海に不法に侵入した」と主張し、「必要な取り締まり措置を取り警告を発した」と明らかにした。
そのうえで、「中国の管轄海域で海洋権益の保護と法執行活動を行っており、日本側がとやかく言う権利はない」と強調。
中国外務省の趙立堅報道官は4日の記者会見で、「釣魚島(尖閣諸島の中名)とその付属島嶼は中国の固有の領土だ」と主張。
先月29日には習近平国家主席が東シナ海を管轄する海警局の司令部を視察し、
「中国の領土主権と海洋権益を断固として守る必要がある」としていて、尖閣諸島の周辺で中国海警局の船の行動がさらに活発化している。