米メディアによると、ニューヨーク大学などの研究チームは、
新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がっている米東部ニューヨーク市などで、
先月から、新型コロナ感染者から採取した75点の検体の遺伝子配列を解析。
約3分の2が欧州由来であるとみられることが分かったという。
英国、フランス、オーストリア、オランダなどから持ち込まれた可能性を指摘。
ニューヨーク州では3月1日に初めて感染が確認されたが、
研究チームは、数週間前の2月中旬までに、
ニューヨーク市内で感染が広まっていた可能性があると分析。
米は1月31日に中国からの入国制限措置を発表。
欧州諸国からの入国制限を表明したのは3月11日で、
こうした措置は手遅れだった可能性が出てきている。
研究チームは今後、対象を増やし、数千点の遺伝子配列を調べるという。