新型コロナの感染が急拡大中のインドで、首都ニューデリー在住の邦人女性(48)=大阪府出身=が、
新型コロナに感染し、死去したことが3日分かった。
在印日本大使館によると、インドで新型コロナによって日本人が死亡したのは初めてとみられる。
遺族によると、女性は新型コロナ感染の診断を受けたが、病院が満床で入院できなかった。
やむを得ず、自宅療養を続けていた。
3日午後3時(日本時間同6時半)ごろに急に酸素レベルが下がり、
1時間ほどで病院に搬送されたが、間に合わなかっと家族は無念の思いを語った。
女性は10年ほど前、ニューデリーに移住。長男と暮らしていた。
インドでは100人以上の日本人の感染が確認されているという。
国内では、インドから入国の50代男性が、
成田空港での検疫で新型コロナウイルスへの感染が確認され、宿泊施設で療養中に死亡。
空港検疫で感染確認後の死者は4人目で、インドからの入国者では初めて。
厚労省は遺伝子解析により、男性がインド型の変異ウイルスに感染していたかどうかを調べる。
(合掌)