8日
日経平均 20179(+504)
ダウ平均 24279.62(+455)
NY株式市場でダウ平均は続伸。
朝方発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)は2050万人減、
失業率は14.7%と、戦後最悪の数字となったものの、
予想(20%)ほどは悪くなかったことから、
株式市場ではポジティブに受けとられている。
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は先日、実際の失業率は、
23%から24%となる可能性があるとの見方を示していた。
予想ほど悪化しなかったことで市場には安心感が出た模様。
トランプ大統領の「経済再開」発言も引き続き好感している。
経済再建について市場では、賛否両論飛び交っているものの、
期待感は高まっているようだ。
米国株の動向から、今日の日経平均は上昇するとみていたが、
あっさり2万円を超えてきた点は好感だ。しかも後場に入って上げ幅を拡大。
新型コロナで冷え込み、収束の先も読めない中、スルスルと上昇していることは、
今はウリ方のカイ戻しも巻き込んで、カイを呼びやすい状況にあるようだ。
なぜ、上がるのか?ウリ方は戦々恐々の状態。
日本でも日々倒産や飲食店などの悲惨な状況が報道されているが、株は上昇基調。
部分的ではあるが、非常事態制限解除の動きも見える。
2万円の値固めが進むようなら、比較的早期に回復する可能性もあるだろう。
次のターゲットとしては、52週線(21640円)や26週線(21760円)が意識される。
そうなってくると、今まで上昇してきた新型コロナ関連にも明暗が訪れる。
気を付けなければいけない。
タカラバイオやシンバイオなどバイオ関連が軒並み安となった。
ヒューマン・メタボロームはストップ高をつけた後にストップ安。
君子危うきに近寄らず。