6割から7割感染すれば収束するとされる集団免疫。
しかし、以前から疑問に思っている。
台湾など早期に収束した地域で、その割合で国民は感染しているのか。
早期に迅速に的確に対応処理した結果、ウイルスを回避できたのではないか。
勿論全員に抗体ができるに越したことはないが、
感染して苦しみ死者を増やすよりワクチンが有意義だ。
ワクチンが開発されるまで、自粛と経済の狭間で難題と戦うしかない。
「集団免疫」を実行したスウェーデン。死亡率は4月30日時点で12%超。
ノルウェー約2.6%、同じ北欧のフィンランド約4.2%、デンマーク約4.9%。
死亡者の多くは高齢者のようだが、高齢者は死んでもいいのか。
岡田晴恵氏は、東京都の抗体検査で陽性率0・6パーセントだったことを受け、
「500人ですから即座に断言はできないですが、
99・4パーセントの人がかかっていないということです」と分析。
「ですから、まだ流行は来てない」との認識を示した。
その上で「99パーセントかかってないことは、たぶん秋冬、
低温乾燥の11月以降に非常に大きな山になる可能性が危惧される。
かかったことがない免疫がない人がたくさんいる場合には、
医療確保が難しければ、検査をたくさんやって、
そもそも医療に入る前に隔離するとかの、
議論を積極的にやらないと医療が持たない可能性があって心配がある」と説明。
散々政府の対応に疑義を呈していた岡田氏。
東京にはかなりの感染者がいるといつも解説していた。
最近出た論文では14種類の抗体検査キットを調べた結果、満足に使えるのは3つだけ。
つまり抗体検査キットは、今の段階では精度も感度も非常に悪い。
この頃は、抗体検査を早くするべきだと盛り上がっているが、
PCR検査の精度を散々否定していた連中はどこへ行ったのか。
陽性率が高く出てしまうキットは風邪コロナを引っ掛けてしまう可能性がある。
抗体には、善玉抗体と役なし抗体と悪玉抗体があり、
抗体がいくらできてもウイルスを殺してくれないこともある。
だから単に抗体の量だけを見ても、どの程度正しい免疫ができたのかは分からない。