新型コロナウイルス感染症によって拡大する教育格差。
コロナ禍の臨時休校で、勉強時間が最大2倍。
もともと成績が良いか悪いかで、勉強時間が最大2倍の差になっていた。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、新型コロナ禍臨時休校中の家庭での勉強が、
どれだけ行われていたかを様々な観点から分析。
もともと学力に差があったのが、臨時休校期間中に更に広がったことが確認できた.
成績が下の方だと勉強時間がほぼ半減する一方で、上位の子だとせいぜい20%減だった。
もともと勉強する子どもは、休校中でもある程度は勉強し続ける。
これ以外に勉強量の差が出る原因としては、
臨時休校期間中に家庭で子どもの勉強を見てあげられているかどうかも大きな影響があった。
当たり前のことが分析結果で判明したということだ。
学校に通うだけで、家での勉強習慣があまりない家庭は、早く学校が始まってほしいと願う。
勉強しようとしても家庭で教えられる人間がいなければ勉強のしようがない。
反面、親がそれなりに子供の学習に取り組んでいる家庭は、
別段焦らずとも家での学習で十分カバーできる。
むしろ、小学生などはその方が効率が良い。
教育に(勉強だけでなく)親の影響は大きい。
格差格差と言いながら、それに対応しない家庭が気付いた時には遅い。
格差はますます広がる。