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有害物質の血中濃度が府中は2倍、国分寺は1.5倍。

東京都府中市国分寺市の住民を対象にNPO法人が実施した血液検査で、

発がん性や発育への影響が懸念される有害化学物質の血中濃度の平均値が、

府中市で全国平均の2倍超、国分寺市で1・5倍だった。

両市の浄水所では2019年まで指針値を上回る有害化学物質が検出されていた。

NPOは国と都に幅広く住民の健康調査を実施するよう提言する。

 

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多摩地区の水道水の汚染源としては、米軍横田基地福生市など)の可能性が取りざたされている。

18年には英国人ジャーナリストが米軍の内部資料に基づき、

横田基地で10~17年にPFOSを含む泡消火剤3000リットル以上が土壌に漏出したと報じている。

環境中で分解されにくく、地下水などを通じて体内に蓄積されやすい。

NPO理事で熊本学園大の中地重晴教授(環境化学)は調査結果に関し、

「今すぐに健康に影響が出るレベルではない」と指摘。

その上で「全国平均に比べると明らかに高い。原因は米軍基地か工場か分からない。

行政が究明しないといけない」と語った。

東京新聞