小林麻耶さんが２９日、ＴＢＳ系「グッとラック！」で、
ＭＣの立川志らく氏が「母親がいないのは不幸」と語ったことに、
涙をためて「私はそうは思いません」と訴えた。
お笑い芸人のだいたひかるのインタビューを放送した。
このＶＴＲを見終えた志らくは「非常に難しい問題」と切り出し、
前日に妻とこの問題について話し合ったことを明かし、
「母親がいないと子どもにとっては不幸なことじゃないですか、
母親の責任放棄して良いのかという話になったが」と述べた。
その後、妹の麻央さんを乳がんで亡くしている麻耶さんは、
人の発言を否定しない麻耶さんが、珍しく真剣に反論した。
「考えは人それぞれで、否定するつもりはないですが」としながら、
「志らくさんが先ほど、母親がいないのは不幸だと仰ったのは、私はそうは思いません」
と真っ向否定の考えを示した。
麻耶さんの姪、甥となる麻央さんの子どもたちは母親がいない。
「母親がいない人もたくさんいるし、母親に虐待を受けている人もいますし、
母親がいない人が不幸っていう言い方は、私は、私はですよ、個人的には嫌いです」
と目に涙を浮かべて訴え、
「母親がいなくても不幸だと思って欲しくないし、その分、周りの人が愛情を注げば良いと思うし、
母親だけの愛情じゃない。そういう言い方について、私の気持ちをお話させていただきました」
と、声を詰まらせながら語った。
これに対し志らく氏は「母親がいないのは不幸だっていうのは、麻耶さんの仰る通りで、
本当に周りの愛情があれば、それは不幸ではなく幸せになれる」
としながら、「でも私はやっぱり母親がいてくれたらいいな、純粋に今、
子どもいた時は母親がいなくなったらどうするんだろうという気持ちで出た言葉で、
母親がいない子がすべて不幸だという意味ではありません」と釈明したが時すでに遅し。
そして志らく氏は「言葉は非常に大事。言葉は時に凶器になる。気をつけないといけない」
と、他人事のように語るあたりも橋下氏に似ている。
自分が発した言葉が人を気付つけていることに、気付かないのか、しらばっくれているのか。
決して自分の過ちを認めず詭弁で乗り切ろうとする。
氏の発言で、多くの母子家庭の人たちが傷ついているし、多様性を理解していない。
