大阪新型コロナ死者数全国最多714人。
緊急事態宣言を1都3県に後れて政府に要請し発令した大阪府は14日、
新型コロナ感染に伴う死者が新たに11人確認され、累計数は714人となった。
東京都の累計数は14日分(3人)を含めて707人だったため、
大阪が東京を初めて上回り全国最多になった。
以前から指摘しているが、死亡者数が今一注目されていない。
高齢者に多いからだとしたら、とんでもない話だ。
府内では昨秋以降の「第3波」で、高齢者施設や障害者施設、
「第2波」に比べて大幅に急増している。
感染者が増えれば重症者が増え、死亡者も増えるのは当たり前の話だが、
なかなか理解されず、大阪都構想に力を注ぎ、緊急事態宣言も後回しにした吉村知事。
府によると、20年12月の月別死者数は過去最多の259人になり、
78人だった11月の3倍以上に急増。東京都の約2倍となる。
年明けの1月も12月を上回るペースで死者数が増え、
8日は1日当たりで過去最多の19人の死亡を確認。
インフルエンザでの死亡率は多く見積もって0.1%。
新型コロナの死亡率は世界では2.3%、日本は今のところ1.4%。
新型コロナは日本ではインフルエンザの14倍の死亡率。
世界では23倍の死亡率。
数字はウソを付かない。
国や自治体の首長は、会食などしている場合ではない。
新型コロナ対策に、真剣に、命懸けで取り組んでほしい。
これ以上死亡者を増やさないために。