16日放送の「ウェークアップ!ぷらす」で、辛坊治郎キャスターは、
13日の厚生労働省の助言機関で、東京都の今後の感染者数の試算を報告した、
京都大の西浦博教授(理論疫学)を、「こういう数字を専門家と称する人が出してくると」と誹謗した。
西浦教授は、1人の感染者が何人にうつすかを示す「実効再生産数」を、
宣言発令前の段階で1・1程度と推定し、感染の状況を試算。
これによると、1日あたりの新規感染者が500人を切った段階で対策を緩めると、
45日程度で再び1日1000人の水準に戻るなどと指摘。
辛坊キャスターは西浦教授の試算に「どこまで信じるかは、ともかくとして、
こういう数字をいわゆる専門家と称する人が出してくると、
政治的に何をしたらいいのかってものすごい難しくなりますよね」と、
リモート出演した政治ジャーナリストの田崎寿史郎氏に投げかけた。
田崎氏は「これによって国民の方の考え方にかなり影響を与える。
政府としては重要な参考資料として、尊重はするんですけど、
全幅の信頼をおいてその通りやるっていうわけではありません」と返した。
‘@政府を擁護するにもほどがある。
西浦教授が、8割おじさんと呼ばれたころに出した試算は、今の現状を表していた。
数値の大まかな違いはある。
先週も、辛坊氏は、西浦教授の数値を取り上げ、「最初の数値がすでに違っている」と指摘したが、
最初の数値は、西浦教授の数値より、はるかに高く跳ね上がってしまった。
感染症でピタリと正確な数値は出せない。波があるのだ。
しかし大まかな流れによって先を予測できる。
そのことが大事なのだ。
そして、西浦教授の予測はほぼ的を得ている。Googleの予測も注視しなくてはいけない。
そんなことも分からないで、端から否定する辛坊氏は知能の低さが露呈している。
こんな人間がエラそうに、新型コロナのことなどを、政府寄りの人間を集めて発信しているから、
国民は正確な情報を把握できないのだ。
テレビ局の責任も重大だ。
また、助けてもらわなければいけないので現政権にごまをすっているのか。
恥を知っていればそのような発言はしないだろうが。
恥を知るべきだ!