自宅療養中の患者が増加していることを受け、神奈川県は18日、
職員らが行っていた患者の健康観察について、
患者自身で行うことを基本とする体制に変更すると決定。
県は自宅療養している軽症・無症状患者について、
これまで電話などによる健康観察を1日2回行ってきましたが、
自宅療養中の患者は現在5000人を超え、死亡事例も発生するなど、対
応が困難になっている状況にある。
このため県は18日、健康観察を患者自身が行う体制に転換することを決定。
県は今後、自衛隊の派遣要請も視野に、1月中の体制構築を目指すとしている。
黒岩知事は、
「医療の現場は、受け入れられる状態のベッドがほとんどない。
まさにもう医療崩壊が起きていると言っても過言ではない状況になっている。
この限られた医療資源を守りながら、この難局を乗り越えていきたい」と力説。
‘@人の流動を自粛する近県があるなか、「わが県は、ウエルカム!ウエルカム!」
と、強調していた黒岩知事。
阿南英明・県医療危機対策統括官も「うちが一番初めにやった」と、
テレビで神奈川の対策をアピールするが、効果は無かったようだ。
両氏とも口が達者なので、ごまかされるかもしれないが、数字はウソを付かない。
吉村知事と同類だ。
「医療崩壊の可能性」について、阿南統括官は、
「病院が患者を受けないから、救急が『無理です、無理です』と断ることになる」と説明。
そのうえで「行き着く先」は自宅で次々と人が死んでいくことなのか、との質問には、
「そうなるかもしれない」と答えた。
病院が患者を受けないのではなく、手一杯で受け入れられないのだ。
病院が悪いかのような発言は言語道断。
その前に県の対応、対策を猛省すべきだ。