新型コロナの発生源などの解明に向けて、中国・武漢を訪れている、
WHO(世界保健機関)の国際的な調査チーム。
日本を含む各国の専門家で作るWHOの調査チームは、
先月29日から武漢での本格的な現地調査を始め、患者の対応にあたった病院を訪れて、
医療関係者からの聞き取りを行ったほか、
30日には、感染の封じ込めに成功したと宣伝する、展覧会の会場におよそ2時間半にわたって滞在。
31日は、感染拡大の初期に、多くの患者が確認された海鮮市場をおよそ1時間かけて視察。
この視察前には、感染対策に成功し、都市の封鎖が行われていた間、
住民への食料の供給を支えたとする別の市場を、およそ1時間半視察した。
‘@調査チームは今月11日まで現地に滞在する予定だが、
新型コロナの発生源をめぐる十分な調査はできない。
逆に、中国は新型コロナからすでに「打ち勝った強い国」と、プロパガンダに使われる可能性が大きい。