政府は私の進言を受けて、川渕村長の会長就任を白紙撤回へ。
大会組織委員会の森会長は、女性蔑視発言の責任を取って辞意を固め、
選手村村長の川淵三郎氏を指名していることについて、
橋本聖子五輪担当大臣は12日の閣議後の記者会見で「全く決まっていない」と繰り返した。
小池知事同様、正式な手続きを経て、後任会長を選考するよう求めた。
川淵氏が一転、会長職を辞退する考えを示しているとの報道もある。
‘@森会長も川渕氏も、表で動き過ぎ、しゃべり過ぎた。
そして、その結果が、見え過ぎて、透明性が無いと批判を浴びる。
裏でしなければいけないことを表に出し、表に出さなければいけないことを隠す。
川渕氏の「森さんには残ってもらって相談役とか」の言葉がダメ押しだ。
川渕氏も「しょうがないな、結局はオレか」と浮足立っていたのか、ペラペラと。
年齢は関係ないというが、やはり、年齢の衰えは隠せないようだ。
そもそもが、不祥事で辞任する人間が後任を指名するなんてことはありえない。
これを言うと怒られるかもしれないが、こういうことは水面下でやらなければいけない。
もちろん、正式な手続きを経て。
森会長も「オレが」の気持ちしかないのだ。
そこまでにした周りにも大きな責任がある。
私は、川渕氏は適任だと思っていたのに、残念だ。
バッハ会長、小池知事、菅総理、組織委員会を束ねられる人はそうそういない。
川淵氏は選手村の村長や組織委の評議員を努めているほか、
Jリーグを立ち上げ、1964年の東京五輪に選手として出場した経験もある。
新型コロナ渦、7月の開催に向け、受け入れ観客数を含め、感染対策を盛り込んだ運営計画を立てる、
重要な時期にある。
選手やボランティア、観客のPCR検査はどうするのか、ワクチンはどうするのか。
ワクチン接種はどうするのか、ワクチンの入荷も未定。
選手にワクチンを接種をして体調不良になったらどうするのか。
そもそも、開催可能なのか否かも迷える時期が続く、難題が山積みだ。
「何でも政権批判に繋げたがる人は、公益法人が決めるべきと言って、
総理が森会長に引導を渡さなかった点を非難する。
しかし世界標準が求められるのは、男女平等だけでなくガバナンスも同じ。
組織が自律的にトップの選定・解職を適切に行えるかがガバナンスの要諦。
時代遅れの人事論議は世界の失笑を買う。」と、森総理を擁護する人もいるが、
ガバナンスが効いていないから問題になっていることを理解していない。
だから、他方からの声で、お引きいただこうとしたのだ。
その役目の一翼を小池都知事が引き受けた。
そんなことも理解できない人が、連日テレビなどに出演して持論を述べる事こそ、
世界から失笑と罵詈を買う。
また、「後任が女性だと、責任を負わされたら、女性だからかわいそう」と、堂々と述べる長嶋一茂(55)氏。
玉川徹氏が「それこそ蔑視ではないですか」と、やんわり諭すのだが、一向に理解できない。
そういう人たちがまだ、多数いる。それは、女性の中にもいる。
こういう人たちには、残念ながらいくら言っても理解できない。
森会長も、『誤解だ、マスコミが面白おかしく取り上げた』と、今でも思っているだろう。
余談だが、この件で森会長は、会見前は辞任する意向で、遺留されたと擁護する人もいるが、
約8年間、心底尽力を注いできた組織委員会、世界的行事のトップを、そう簡単に辞められる分けがない。
最後のお勤めだった。それがこんな形で終わるなんてことは、
間違いなく、非常に無念な思いだ。
少しでも、かっこよく終わらせてあげたい腹積もりだろうが、無理がある。
当初予測した通り、最後、川渕氏まで巻き込んで、まだ終わってはいないが、
最初から最後までケチのつきまくりだった。
こうなる前に、もの言える人がいれば、聞く耳持てば、こうはならなかった。
そこにこそ問題がある、組織、社会の問題だ。
私の回りでもままあることだが、言えば怒る、でも言われた人は進言を聞かないで、結局後で後悔する。
人間中々素直になれないものだ、歳を重ねれば尚更。
本来なら、歳を重ねた分、分別がつくはずなのだが、そうはいかない人が増えている。
だから結婚しない人も増えてくる。
それにしても、政治は介入しないと言いながら、都合で介入してくる。
15時から組織委理事・評議員による懇談会が行われる、森、川淵両氏も出席する。
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