自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、
選挙買収事件をめぐり公選法違反罪に問われている元法大臣の河井克行被告について、
「党としても『他山の石』としてしっかり対応しないといけない」と語った。
野党からは「他山ではない」などと批判する声が上がった。
立憲民主党の枝野幸男代表は党会合で、
「自民党のど真ん中で起きた事件で、党として対応しなかったことがこうした状況を招いた」と指摘。
共産党の小池晃書記局長も会見で「他山ではなく紛れもなく自分の山、自山だ。
責任のかけらも感じていないような態度だ」と断じた。
文化庁が実施している国語に関する2004年の調査で「他山の石」の意味について尋ねたところ、
正答した回答者は26.8%だった。二階幹事長はそれ以外に当てはまるようだ。