新型コロナワクチンの高齢者向け接種について、埼玉県さいたま市は19日、
すでに689人への接種を終えたと発表。
しかし、政府が同日に発表した接種回数状況(18日時点)では「0回」となっているほか、
県が把握している同市の接種済みの人数(19日午前時点)も「338人」と、食い違いが生じている。
政府は接種を行った医療機関や自治体に対し、政府が用意したシステムへの入力を求めている。
同じ人に確実に2回の接種を完了させるため、システムで把握することが欠かせない。
しかし、国のシステムへの登録作業で統一が図られず、入力の漏れや遅れなどが生じている。
システムは、内閣官房の「VRS(ワクチン接種記録システム)」と、
厚生労働省が運営する「V―SYS(ブイシス)」と二つあり、自治体や医療関係者は困惑している。
‘@政府は何のためにネット環境を構築するのか理解していない。
金の無駄使いと、二重三重の無駄、現場の対応が煩雑になれば、遅れとミスが増え、
現場の疲労も増す。
政府は現場のことなど何にも考えていないようだ。