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ワクチン予約のコールセンターで後絶たぬ離職。

菅総理の無理筋で、相次ぐクレームに心折れ。


命のかかわることに競争原理を持ち込む危うさを指摘したが、

予測通り、競争が更なるミスを生み担当者を疲弊させている。

新型コロナワクチンの高齢者向け接種の受け付け開始から約1カ月。

接種完了の「7月末」はまだ先だが、コールセンターのスタッフは、

相次ぐクレームに心が折れ離職する人が続出。



ワクチン予約のコールセンターでは、

市の委託を受けた数十人のスタッフが対応に当たるが電話は鳴りっぱなし。

電話がつながりにくいことや、過剰に予約を受け付けるなど、トラブルやミスが続発。

医療機関へのワクチン誤配送や廃棄、ワクチン接種現場でも原液そのまま、

ワクチンの入っていない注射、一日に2度とか3度接種など、ミスが相次いでいる。

「7月末完了」という政府方針も「かなりのプレッシャー」と担当者。

市担当者は「決して言い訳はできないが」とした上で、

「スピード感を意識するあまり、注意が散漫になっていたのかもしれない」と吐露する。

接種までの手続きの解釈が難しいこともクレームにつながっている。

接種券には説明用のチラシを同封したり、市ホームページで説明しているが、

一読して理解するのは難しい。




高齢者からは「インターネットを使えない」との不満の声も挙がる。

河野大臣は、接種が進んでいる自治体に優先的にワクチンを配布すると断言。

テレビなどでは、「進んでいる地域、遅れている地域が連日報道され、精神的に負担」と漏らす。

制度変更も度々で、市幹部は「新たなルールに追いつくことで精いっぱい」と話す。

人口規模や財政力、確保できる人員によって、自治体対応にバラツキが出るのは、

「オペレーターにはどうしようもないことです」と肩を落とす。