「日本国民のへこたれない精神を称賛。五輪も乗り越える」
<何が何でもやりたいようだ>
東京オリ・パラリンピック5者協議が28日始まった。
IOCバッハ会長は冒頭のあいさつで、
「われわれは日本国政府の決定、都が要請された緊急事態宣言を尊重している。
日本の国を守ろうという勤勉な精神を非常に称賛している」
と、緊急事態宣言に理解を示した。
先日のIOC理事会では「緊急事態宣言は五輪と無関係」と話していたことで反発を呼んでいた。
その上で「五輪コミュニティーは日本とともに歩んでいる。思いを寄せている」と、
日本の状況を思いやる姿勢を見せた。
その後「日本の社会は連帯感をもってしなやかに対応している。大きな称賛をもっている。
精神的な粘り強さ。へこたれない精神をもっている。それは歴史が証明している。
逆境を乗り越えてきている。五輪も乗り越えることが可能だ。
献身的な努力で未曽有のチャレンジをしている」と、日本・日本人をむやみに称賛。
「リスクを最小化し、日本国民に安心してもらえる五輪になる」と、精神論を強調した。
国内観客の上限については、当初は今月中に方向性を示すとされていたが、
6月までの決定として先延ばしされる。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)、東京都の小池百合子知事(68)、
丸川珠代五輪相(50)、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)、
国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長(44)
協議にJOCは入らないのか。