岡山県では、3月末、県が管轄する5カ所(備前、備中、備北、真庭、美作)の保健所のうち、
3カ所の保健所で所長が退職したが、いずれも後任が決まらず、
現在は、2人で兼務する異常事態が続いている。
退職したのは真庭を除く4保健所の所長だった3人(備中、備北は兼務)で、
県によると、退職したのは真庭を除く4保健所の所長だった3人(備中、備北は兼務)で、
理由はいずれも一身上の都合だった。
保健所は新型コロナ対応の最前線だけに、県は担い手の確保に躍起だ。
岡山県市長会の会長を務める倉敷市の伊東香織市長は、菊池善信副知事に、
保健所の業務は、新型コロナウイルスの感染者の接触歴の調査や、
健康観察など、多岐に渡っていて、県民が安心できる体制が必要であるとして、
一刻も早く後任を決めるよう要望書を手渡した。
‘@採用が難しい背景には、保健所など行政機関で働く公衆衛生医のなり手不足がある。
臨床医に比べてなじみの薄い公衆衛生医の不足は全国的な課題といい、
全国470保健所のうち所長兼務の割合は10~15%に上る。
ここにも、国や自治体の医療体制に対する不備が露呈している。
詳細が分からないので何とも判断しがたいが、新型コロナ禍、
一身上の都合で3人が辞任するということは、何かがあったのだろうが、
岡山県民は大変だ。
岡山県内では30日、74人の新型コロナウイルス感染と、2人の死亡を確認。
岡山県の伊原木隆太知事は26日、臨時会見を開き、新型コロナの感染拡大により、
切迫度が最も高い「ステージ4(爆発的感染拡大)」の指標を上回り、過去最高となった。
不要不急の夜間外出の自粛などを改めて求めた。
会見で知事は「このままでは感染しても入院できず、治療を受けられなくなってしまう」と医療の逼迫状況を説明。
5月16日までの協力要請に関して「飲酒を伴う会食への出席はぜひやめてほしい。
大型連休の帰省を含め、感染拡大地域との往来は厳に控えていただきたい」と呼び掛けた。
県内病院でも「救える命も救えない」との声が上がっている。
大阪だけではない現実を知る必要がある。
今は我慢の時。