高齢者ワクチン接種の医師、感染リスクにさらされる。
医療者への接種、わずか2割。「毎日ヒヤヒヤ」
すべてがくるっている。
高齢者に対する新型コロナワクチン接種が進む中、感染対策の最前線に立つ医療従事者が、
依然として感染リスクにさらされている。
2回目の接種を終えた医療従事者は対象者の約2割程度にとどまる。
自身がワクチン接種を受ける前に接種に従事するケースも多く、
専門家は「医療体制の逼迫につながりかねない」と危惧する。
自身が接種を受ける日程も決まっていないのに、高齢者に接種しなくてはいけない。
仮に、集団接種に先立ち接種が受けられても、抗体ができるまでには時間がかかる。
感染が広がる中、誰がウイルスを持っているか分からない怖さがある。
茨城県日立市は「医師らが感染すると、高齢者接種が進まなくなる」として、
4月に届いた高齢者向けの2割を医療従事者に振り分けた。
5月末までに市内の医療従事者約6000人への接種を終える見通しだが。
それでも、5月末までかかる。
宮城県気仙沼市でも4月、接種を済ませていない開業医らを対象に、
高齢者用に準備したワクチンを打った。
医療従事者が新型コロナに感染すると、ワクチン接種や治療が滞り、医療体制の逼迫につながる。
政府の医療従事者への接種優先はどこへいったのか。
最前線の医療従事者や介護士などへの接種を急ぐべきだ。