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水野医師、多人数で飲酒感染「やってられない!」

5日放送の『スッキリ』に、日本感染症学会指導医の水野泰孝医師が出演。

夜通し複数人で飲酒したうえ発熱した患者を診察した際、思わず感じてしまったことを明かした。


番組では、飲食店に時短要請が出されていた中、友人らと複数人で終電がなくなる時間まで、

バーで酒を飲み、その後新型コロナへの感染が発覚したという、女性への取材VTRが放送された。

水野医師は「我々、医療者の立場から、患者さんを責めることはできない」

「お店だけを責めてもいけません」と前置きしたうえで、「こういった方がすごく多い」と明かす。

「先日もそうなんですけれど、夜通し10時間くらい、10人くらいで外で飲んでいたという方が、

熱を出して来られた。本当にもう…やってられないんですよね、はっきり言って」と憤る。




「『何で?』って思ってしまって。私もずっと1年間やってきて、本当にそれを聞くと、

何のために私は診療しているのかと…」と現場で対応にあたる医療者の本音を明かした。

感染した女性は「(感染リスクよりも)NOと言って相手にどう思われるか」という不安のほうが大きく、

軽い気持ちで飲みに行ったが、現在も嗅覚異常などの後遺症に苦しみ、

不安な状況が続いていると明かす。

女性は涙ながらに「毎日怖くてしょうがないです」と後悔の言葉を繰り返した。

水野医師は、女性のVTRを受けて「こういった症状が出た方が、

積極的に発信していただくのはすごく良いこと」ともコメント。

「新型コロナは、(症状が)軽い方もおられますけれど、かかった後に本当に苦労される方がいる。

これはかかった人にしか分からない」とし、「そういった方が積極的に情報を発信して、

若い方にはお伝えして頂くというのが、最も説得力があると思う」とも訴えた。