4月29日、レイズの筒香嘉智(29)が新型コロナのワクチン接種による副反応で、
負傷者リスト(IL)入り。接種の翌朝に体調不良を訴えたという。
MLBではヤンキースのウルシェラ(29)、ブルージェイズのグリエル(27)らが副反応で一時離脱。
開幕前にワクチンを接種した大谷翔平(26)も、開幕直後に副反応によって、
体調不良に陥ったことを明かした。
東京五輪を控えるアスリートもこの副反応に頭を抱えている。
すでに接種を終えた陸上のガトリン(39=米国)は「ボクサーに殴られたような打撲痛」と、
接種部位の痛みを表現。別の長距離選手は2回目の接種から1週間経っても体調不良が続いたという。
高齢者より若年者の方が副反応が出る確率が高く、アスリートたちが影響を受けるのは避けられない。
こうした副反応を恐れ、五輪欠場を示唆する選手も。
ロンドン五輪銀メダリストである陸上のヨハン・ブレーク(31=ジャマイカ)は、
「ワクチンを接種するぐらいなら、東京五輪を欠場した方がまし」と発言。
米国オリ・パラ委員会の医事責任者は今年1月、
副反応によるパフォーマンス低下を懸念するアスリートが多く、
ワクチン接種を拒否する選手が出る可能性を指摘している。