埼玉・寄居、町長や職員100人が優先接種。
埼玉県寄居(よりい)町の花輪利一郎町長(76)が、医療従事者等として、
新型コロナのワクチン接種を2回受けていた。
ことが、町への取材でわかった。
町によると、副町長、教育長も接種を2回接種したほか、職員約100人も接種し、
うち50人は2回目の接種を終えている。
花輪町長は4月半ばに1回目、5月上旬に2回目の接種を受けたといい、
担当者は「町長も実際に接種者の介助をしたりすることがあるので、
医療従事者等に含められると判断した」と説明。
花輪町長は「ワクチン接種は町の一大事業で、お願いするだけでなく、
私が先頭に立って取り組まなければいけない」と、先行接種した思いを説明。
国が示している手引では、接種会場でコロナ患者と頻繁に接すると、
自治体が認める職員については、医療従事者等に含めてもいいとされている。
ただし、「直接会場で予診や接種等を行う者」が対象で、
「送迎や会場設営等を行う者等は含まない」としている。
日本全国で足りないワクチンを、町長自ら町民より先行接種して、
接種期間中、町長は毎日接種会場で接種者の介助に取り組むのか。
そんな首長聞いたことがない。