大会組織委は6日、すでに公表していた陽性者が、選手村で勤務するスタッフだったことを明かし、
さらに保健所から濃厚接触者に認定された別の2人が陽性者と飲食時に同席していたことも公表。
感染した2人は東京・晴海の選手村で働いており、今月1日と2日に陽性が判明したが隠ぺいしていた。
最も「安心安全」でなければならない選手村から感染者が出たことで不安感は募る。
ましてや、政府は隠す体質から逃れられず、国民はますます菅政権を信用しなくなる。
コロナ対策などが盛り込まれた「プレーブック」によれば、食事はなるべく一人で取り、
複数の場合はソーシャルディスタンスを取ることが原則。
組織委が管轄する選手村内で一番守らなければならない人たちが、4人での会食での感染。
国民の自粛が緩んでいる要因は政府の責任が大きい。
空港で東京五輪の外国人関係者が到着ロビーでマスクを外して大きい声で会話する。
来日選手の感染といい、五輪のバブル方式は土台無理な話で、やる前から崩壊している。
数年に一度の舞台に、人生を懸けてがんばってきたという人は、
スポーツ選手以外にもあらゆる分野にいる。
そして、コロナ禍、打ち砕かれた人も多数いる。
6日、都内で東京五輪の日本選手団の結団式を開催した。
言わされたのだろう。選手団の主将を務める陸上男子短距離の山県亮太(29=セイコー)さんは、
「スポーツの力を信じ、チームジャパンの一員として、全力で戦い抜くことを誓います」と、
菅総理や丸川大臣の述べている「スポーツの力」と決意を述べた。
スポーツは、感染は拡大しても抑えることはできない。