ロシア富豪とその家族の死が相次ぐ。
ロシアの富豪と、その家族の死が相次いでいるという。
ロシアメディアによると、19日、天然ガス大手のノバテク社の、
元副会長のセルゲイ・プロトセーニャ氏がスペインのリゾート地で妻と娘とともに遺体で発見された。
地元警察はプロトセーニャ氏が家族を殺害後、自殺した可能性があると話しているという。
また、18日にはロシア有数の銀行の一つ、ガスプロム銀行の元副社長、
ウラジスラフ・アヴァエフ氏がモスクワ市内の自宅で妻と娘とともに死亡。
モスクワの捜査当局は一家心中の可能性があると発表。
見せしめだ。元副会長と元副社長。
オリガルヒの反戦、プーチン批判が増えている。
プーチンは、これ以上オレに反抗したらこうなるぞと言う、現役のオリガルヒへの見せしめだ。
ノバテク社は、フィンランドの電力大手フォータムと液化ア天然ガスで取引。
G20大阪サミットの日露首脳会談に合わせて行われた、
北極圏ロシアの巨大LNG(液化天然ガス)プロジェクト「アークティック2」の参画契約署名式。
三井物産の安永竜夫社長は同プロジェクトへ10%投資する契約を、
ロシア第二位のガス大手、ノバテクのミケルソンCEOと交わした。
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の細野哲弘理事同席のもと、
安倍晋三総理(当時)とプーチンが見届けた。
三井物産は詳細を明らかにしていないが、4000億円規模とされる出資分のうち、
2900億円はJOGMECが実行し、三井物産の負担は約1000億円。
このほか、三井物産は600億円規模の融資分を担うが、これもJOGMECが450億円を債務保証し、
三井物産が負担するのは約150億円でしかない。
出融資の約4500億円の内、75%の3350億円は税金から拠出される。
そして、JOGMECに特例である75%の資金支援を裏で取りまとめたのが世耕弘成経産相(当時)。
安倍のプーチン傾倒の中、安倍の傘に世耕がキーマンとなった。
資源関係者は当初から、
「官民ともこのプロジェクトの成功に確信があるとは思えない。物産は世耕経産相に押し切られた」と見ていた。
アーク2へ日本企業が参画したところで、北方領土が返ってこないことは誰しも分かっていた。
安倍同様世耕も手柄が必要だった。
参議院の世耕は、実績を上げて大臣席を守りたかった。そうでなければ次はない。
ロシアのクリミア併合後、各国のロシア制裁が続く中、
米英二大メジャー(国際石油資本)はロシアに距離を置き、深入りしていない。
しかし安倍はプーチンに、ドップリと両足を突っ込み米国の尾を踏んだのだ。
安倍・プーチン派は経済支援で国の支援金ではないと嘯く。
しかし、多額の国民の税金が迂回されプーチンに供給されている。