岸田総理は25日、自信が掲げる経済政策の実現に向け、
総裁直属機関である「新しい資本主義実行本部」の初会合を党本部で開いた。
「成長と分配の好循環を実現し、世界の大きな流れに後れをとらない経済を考えなければならない」
と訴え、来年春に提言をまとめる考えを示した。
本部長代行の茂木敏充幹事長は「モデルチェンジをしない車は絶対に売れるようにならない。
資本主義もモデルチェンジが必要だ」と強調。
(私がいなければ日本はダメになる)
「デジタルやグリーンといった成長分野への投資を加速させ、そこで生み出される利益が消費者に回り、
マーケットが拡大する。こういった好循環を作っていきたい」と語った。
岸田総理は、19日に閣議決定した追加経済対策で
「新しい資本主義を起動するために19・8兆円規模の対策を盛り込んだ」と強調。
実行本部の顧問には、モデルチェンジ無しの甘利明前幹事長が就いたことも明らかにした。
麻生・安倍、両氏への配慮だ。