ロシアがウクライナとの国境付近に9万人とされる大規模な軍部隊を集結。
北大西洋条約機構(NATO)は、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切る恐れもあるとみて警戒を強めている。
ウクライナ国防省は11月2日、同国国境に近い露西部スモレンスク州に、
9万人規模の露軍部隊が集められていると発表。
米軍事メディア「ミリタリー・タイムズ」も同日、「ロシアは来年1~2月の侵攻を準備している」
とする、ウクライナ軍情報部門トップの見解を伝えた。
ブリンケン米国務長官やNATOのストルテンベルグ事務総長も、
今月中旬、ロシアの「異常な兵力増強」を指摘。
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナが模索している将来的なNATO加盟を、
「容認できない一線」とし、一線を越える相手には「非対称的かつ苛烈な返答で後悔させる」と警告してきた。
9月には、NATOによるウクライナ支援の拡大も「一線」に含まれるとの認識を示した。
米国は今年、対戦車ミサイル「ジャベリン」のウクライナへの供与を決定。
6月には、米国やウクライナの海軍を中心に約30カ国が参加する大規模軍事演習が黒海で行われた。
今月にも米海軍第6艦隊の旗艦マウント・ホイットニーなどがNATOとの共同活動のために黒海に入っている。
ロシアはウクライナ国境での兵力増強を「偽情報」だと主張し、侵攻の意図も否定。
逆にNATOがロシアへの挑発を強めていると批判している。
プーチン大統領は今月18日の政府会議で、NATOが露国境付近で戦略爆撃機の飛行を増やしており、
「限度を超えている」などと発言。
プーチン政権は、こうしたNATO側の動きにいらだちを強めている。
米ブルームバーグ通信は21日、米情報機関がロシアの侵攻ルートを想定した地図を、
同盟国と共有したと報道。
‘@寒くて、新型コロナも感染爆発している時期に、何をやっているのか。
そういう意味では、日本はまだ救いがある。