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​「アベノマスク」博物館の展示品に。

学芸員「今保存しておかないと」



沖縄市立郷土博物館は沖縄市の自然・文化にまつわる博物館で、

自然・歴史・民俗などに関して展示や講座を行っている。

新収蔵品展では、毎年前年度に収集した資料を展示している。



この新収蔵品の中に「アベノマスク」が加わった。

アベノマスクの展示には、

学芸員の家に配達されたものを、収蔵品として博物館で保管することにしました。

これは、将来的にコロナウイルス感染症のころの沖縄の世相を振り返る展示に使うためです」

といった解説がなされていた。

アベノマスクは、2020年4月に新型コロナウイルス対策として当時の安倍総理が提案し、

政府から全世帯に2枚配布された布マスクだ。

アベノマスクを展示した理由を学芸員は、

「日本中に広く配布され、市民の多くがこのマスクをコロナ禍と関連して、記憶していることが挙げられます。

このマスクを例えば数十年後に展示した時、2020年より前に生まれ記憶がある人は、

コロナ禍での暮らしを思い出すことが期待されます。

また一般論としてマスクは消耗品であり、たとえ大事に使ったとしても、

数年後まで残っている可能性は低く、今保存しておかないと、数年後に入手できる保証がありません」と説明。



今後は虫食いなどを防ぐための保存処理が行われる。

沖縄市立郷土博物館では今後も、この新型コロナ時代に関する資料を、

写真や文書も含めて収集していく考えだという。