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​「田中前理事長と永久に決別」日本大学。

学校法人トップの理事長や側近の理事が逮捕される異例の事態となっている日本大学

東京地検特捜部の強制捜査から3か月余りたった10日、初めてとなる記者会見を開き、

加藤直人理事長は「田中前理事長と永久に決別し、その影響力を排除する」と宣言。



日本大学では理事長だった田中英壽容疑者(75)が先月、所得税法違反の疑いで逮捕されたほか、

側近で理事だった井ノ口忠男被告(64)が付属病院の事業をめぐって、

大学からあわせて4億円余りを流出させた背任の罪で先月までに逮捕・起訴された。

大学は、10日、初めて記者会見を開き、加藤理事長は冒頭、

「前代未聞の出来事で、大学を代表するものとして、

学生、生徒、保護者の方々に心よりお詫びを申し上げます」と陳謝。

そのうえで「日本大学は田中前理事長と永久に決別し、その影響力を排除し、

今後、大学の業務に携わることは許しません」と宣言。

役員報酬や退職金を一切支払わないと明言。

また井ノ口元理事が役員を務め、事件の舞台となった子会社の日大事業部について、

清算を視野に対応するとした。

このほか、背任事件が起きた原因としてアメリカンフットボールの問題で、

理事を辞任した井ノ口元理事が日本大学事業部の役員として迎えられ、

絶大な権限を持つようになったことを挙げ、元理事に対しては今後、

損害賠償請求を視野に対応していくと述べた。



今後、外部有識者を中心とする「日本大学再生会議」を組織し、

大学の将来について検討することを表明。

背任事件では、井ノ口元理事と大阪の医療法人の前理事長、籔本雅巳被告(61)が、

大学の付属病院の建て替え工事や医療機器納入をめぐって、

大学から合わせて4億円余りを籔本前理事長側に流出させ、損害を与えた罪に問われいる。

井ノ口元理事と籔本前理事長は、流出させた資金の一部をペーパーカンパニーなどを通じて、

事実上還流させていた疑い。

2人は調べに対し「再任祝いや誕生日祝いなどとして、

田中前理事長側に合わせて7000万円以上を提供した」などと供述しているという。

特捜部は、田中前理事長が3年前と去年、籔本前理事長やほかの取引業者などから受け取った現金、

合わせておよそ1億2000万円を税務申告せず、5300万円を脱税したとみて、

所得税法違反の疑いで捜査を進めている。



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加藤理事長が、ここまでハッキリと前田中理事長と決別宣言するとは思わなかった。

長年のしがらみを何処まで断ち切れるのか。難問は山積みだ。

昔から教育は、名誉と金が入るので、悪代官は横行している。

しかし、生徒たちのためにも浄化されることを願うのみ。

そして、悪代官は消え去るのみ。