当ラボ主宰の新型コロナ研究コンソーシアムG2P-Japanは、
新型コロナウイルス #オミクロン株 の病原性が、
#デルタ株 や従来株よりも低いことを、実験動物を用いて実証しました。
#デルタ株 の場合、病原性と細胞融合力が高く、
スパイクタンパク質が効率よく2つのサブユニットに分割されます。
つまり、ウイルスの ①病原性、②細胞融合力、③スパイクタンパク質の分割効率 には、
正の相関があることが示唆されます。
一方、#オミクロン株 の場合、①病原性、②細胞融合力、③スパイクタンパク質の分割効率の、
すべてのパラメーターが、デルタ株のみならず、従来株の新型コロナよりも顕著に低いことを実証しました。
ただし、オミクロン株の伝播力は、デルタ株の3-5倍高いことも示しています。
仮に弱毒化していたとしても、有症化・重症化のリスクがない訳ではありません。
加速的な流行拡大によって、また第5波のような医療逼迫が起きてしまうリスクはゼロではなく、
引き続き感染対策を続けることが肝要です。
本研究の詳細は、以下のサイトより(プレ)プレプリントにアクセス可能です。
drive.google.com
Omicron_pathogenicity_211225_G2P-J21_Text-GitHub.pdf