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​「中華そば 堀川」は反社だった?

「指いらんやろ、どうせ何もできひんねんから」


ミシュランガイド東京2022」に掲載された有名ラーメン店「中華そば 堀川」で繰り返された暴行。

2021年9月5日、6日に店主の堀川将太(34)が元女性従業員のA子さんに、

合わせて10時間以上にわたって断続的に暴行を加え、同年11月30日に傷害容疑で逮捕された。



堀川から受けた被害について、A子さんは涙ながらに告発する。

堀川は私を殴る時間の事を“パーティ”と呼んでいました。

9月5日の営業終了後に、最後のお客さんが出て行くと同時にBは作業を止めて、

厨房で私のことをいきなり激しく殴り始めたんです。私の体感としては2、3分くらいずっと。

倒れても暴行は止まらず、もう上下や左右の感覚もなくなって、

どこをどう殴られたのかも分からないくらいめちゃくちゃな状態でしたと証言。

堀川の行為はエスカレートしていった。

「このアツアツのフライパンお前につけてええか?」

私がコップを拭いている時に、Bが『このアツアツのフライパンお前につけてええか?』と、

チャーシューを焼いていたフライパンを持って近づいてきたんです。

怒っているんだけど楽しそうに笑ってもいる顔が怖くて、本当にやられると思って、

走って店の入口のドアを開けて逃げようとしました。

すると堀川がすごい剣幕で『何してんねん、はよ閉めろ。外から見えるやん、台無しにするつもりか?』

と追っかけてきました。堀川に腕を掴まれて外に出ることはできず、

扉と鍵を閉められて店内に連れ戻されました。

フライパンを熱が伝わるくらい顔に近づけられ、その間も『ホンマに最悪』と繰り返していました。

あまりの恐怖に震えが止まりませんでした。その後も殴る蹴るの暴行が続き、

気持ち悪くなってトイレに駆け込んで吐いてしまいました。



さらに堀川は、物理的に殴るだけでなく精神的にもA子さんを追い込んでいった。

堀川がネギを切っていた包丁をこちらに向けて、

笑顔で『マジで死んでほしいやんか。刺してもいいかな?』と言うんです。

まだ死にたくないですと私が必死に言うと、『お前みたいな人間生きてる価値ないから死んでもよくない?

むしろ死んでも悲しむやつおらんし。親もお前が死んだほうが喜ぶと思うし、

俺に殺されることを感謝せなあかんで? お前みたいな娘がいるご両親が可哀想やわ』と……。

この人に本当に刺されて殺されるんだと思いました。親のことを侮辱されたのも辛かったです」

 その後もA子さんは暴力と脅迫に耐えながら作業を続け、

這いつくばってトイレで吐くということを何度も繰り返していた。

「木の箱に入れて、釘を打って出られないようにするから」

「『今日営業終わったらドライブ行きたいから海と山行くけどどっちがいい?』と言われて、

私が困惑していると、『山だったらボコボコにした後に木の箱に入れて、

釘を打って出られないようにするから終わりやな』と笑いながら言われました。

そこから『ドライブ楽しみやな~』としきりに囁かれました。



さらに『俺、大阪の怖~い兄ちゃんと繋がりがあるからお前が警察に行ったり逃げようとしてもすぐわかるし、

お前の家族とか調べたらすぐわかるからな』とも言われました」

店を出て帰路につこうとするA子さんに、堀川は「お前明日来るんか?」と聞いたという。

『来ないならお前と同じ年くらいの他の女の子を呼ぶで?』と堀川に言われ、

私以外の被害者が出る可能性が頭をよぎりました。堀川の異常性は痛感したし、

殺されてしまうかもと思ったけど、それを他の人に押し付けることも怖くなって『行きます』と答えてしまいました。

するとBは『明日来るなら家に泊まっていけ』と言ってきました。

長時間罵倒され殴られたことで、私は拒否をすればまた殴られるという暗示にかかっていました。

その状況で私には断る選択肢がありませんでした。

Bが先に家に向かっている隙に友人に電話して『もしかしたら殺されるかもしれない。

何かあったら親に伝えて』と話しました。家では殴られることはありませんでしたが、

恐怖で一睡もできず出勤しました」

翌9月6日もA子さんは朝9時半に「中華そば 堀川」へ出勤したが、

この日も営業中から、理由がわからない暴行が続いたという。

「営業中から殴られ過ぎて意識朦朧としてしまうような状態でしたが、閉店後は前日以上に強く殴られました。

前日は腕や体が多かったのですが、この日は首や後頭部にもパンチが飛んできました」



「指いらんやろ、どうせ何もできひんねんから」

堀川は高速で回転する刃のついたミキサーを持つと、A子さんの手を掴んでその中に入れようとした。

A子さんが身を守るためにオンにしていた録音機の中に、その時の生々しい会話が残っている。

堀川の脅迫を思い出して怖くなってしまい、自分や家族が報復されるのではとも考えました。

逃げたり通報したら殺されると思ってしまうほど肉体的にも精神的にも追い詰められていました。

それでも勇気を振り絞って翌日に警察へ相談に行き、友人にも相談して被害届を提出しました」

休業期間は表向き「体調不良」という理由に。
 
A子さんの被害届は9月14日に碑文谷警察署に受理され、堀川は11月30日に傷害容疑で逮捕された。

その後略式起訴を受け、罰金刑を受けている。

しかしA子さんの負った心身のダメージは深刻で、全治3週間の顔面打撲等に加えて、

暴行によるショックでPTSDも発症した。

記憶が定かではないのですが、2日間で計200発以上は殴られたと思います。

しかし堀川は逮捕されている期間『体調不良』などの理由で店を閉めただけで、

今も何もなかったように営業している。

それが私には許せません。堀川がラーメンに命を懸けてきたのは分かりますが、

私は今でも悪夢で夜うなされるような状態が続いています。

今後、堀川に対して民事裁判を起こそうと思っています。

週刊文春