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​ロボットが胚から育てる人工子宮システムを開発。

中国科学院傘下の蘇州医用生体工学研究所の研究チームは昨年12月、

人工子宮の環境で成長する胚を監視し、世話をする、

人工知能システム「AIナニー(乳母)」を開発したと発表。



中国の医療専門誌『Journal of Biomedical Engineering』に掲載されたレポートによると、

この「AIナニー」は、すでに多数の胚の世話を進めているという。

人工子宮あるいは「長期胚培養装置」と呼ばれる容器の中で、

栄養価の高い液体で満たされたキューブを並べてマウスの胚を成長させるという。

この技術の応用を進めれば、人間の女性の胎内で育てることなく、

体外で胎児を安全かつ効率的に成長させる可能性があると、同論文は述べている。



現在の国際法では、2週間を過ぎたヒトの胚の実験研究は禁止されている。

しかし、「典型的なヒトの胚発生の生理学には、まだ多くの未解決の謎がある」ため、

それ以降の段階の研究は重要であると、タブーとされている領域に踏み込む必要性を、

研究を率いた孫氏らは示唆。



「この研究は、生命の起源とヒトの胚発生のさらなる理解に役立つだけでなく、

出生異常やその他の生殖医療問題を解決するための理論的根拠を示すはずです」と強調。