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​ロシア、金利2倍の20%に。

ルーブル急落で紙屑へ。


ロシア中央銀行は28日、政策金利を従来の9.5%から20%に引き上げると発表。

利上げは11日の金融政策決定会合以来で、2月に入って2回目になる。

ウクライナ侵攻による米欧の経済制裁で通貨ルーブルが急落し、

28日には過去最安値を更新。

通貨安に伴うインフレ加速を抑えるため、緊急の利上げに踏み切った。



ナビウリナ総裁は通貨安によるインフレを抑制するため、

「補う水準まで金利を引き上げる必要がある」と利上げの理由を説明。

欧州中央銀行(ECB)は28日、ロシア最大手のズベルバンクの欧州部門が「破綻しつつある、

または破綻しそうだ」とする声明を公表。

ロシア大手企業の株価が28日、預託証券を重複上場する英ロンドン証券取引所で急落。

ズベルバンクは前週末比で一時77%下げたほか、資源大手のガスプロムやロスネフチも5~6割安となった。

ズベルバンクの預託証券は前週末比3.14ドル強(77%)安い0.91ドル台まで売られ、

昨年来安値を大幅に更新した。



ロシアがウクライナを侵攻する直前の23日と比べると9割安となった。

欧米の経済・金融制裁でロシアの経済や事業活動に悪影響は避けられず、

外国投資家から損失覚悟の処分売りが膨らんでいる。

ロシアのウクライナ侵攻に伴う緊張の高まりで預金が大量に流出。

ECBは「近い将来、債務を払えなくなる可能性が高い」と分析。

ナビウリナ総裁は「現在、ロシアの金融システムと経済は全く異常な状況」と説明。

「中銀は柔軟に必要な手段を講じていく」と述べた。

ナビウリナ総裁は、国内銀行は中銀から資金調達するための十分な調達余力があると強調。

ロシア財務省は28日、輸出企業に対して貿易での売上高の80%に相当する外貨を、

強制的に売却することを義務付けた。



ドルやユーロなどの外貨を売ってルーブルを買う取引の増加で、

国内市場での外貨確保に役立つだろうと指摘。

ナビウリナ総裁は「国内の金融インフラの整備を進めている。SWIFTに代わるロシアの金融システムがあり、

海外参加者の接続も可能だ」などと述べ、対策をとる考えを示した。