ルーブル、対ドルで7年ぶり高値。
ルーブル、対ドルで7年ぶり高値 資本規制や月末フローで
ロシアの通貨ルーブルが28日のモスクワ市場での取引で、
一時1ドル=51.6025ルーブルと2015年5月以来約7年ぶりの高値を付けた。
ロシアの外貨建て国債がデフォルト(債務不履行)に認定されたマイナスの影響を、
資本規制と月末の税支払いに関する資金フローが相殺している。
ルーブルは対ユーロでも一時54.40ルーブルと、2015年4月以来の高値を付けた。
ズベルバンクCIBは、ロシア当局者の最近のコメントはルーブルが強くなりすぎていることを示唆しており、
これを受けて市場関係者は「ハードカレンシーを購入する上で現値水準が魅力的だと感じている」とした。
欧米の対ロシア制裁により、輸入が激減した一方、石油やガスを中国やインドが購入。
輸出が続いて貿易が黒字基調にあり、ロシアの戦力を支えている。