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​ロシア実業界大物2人、侵攻の中止呼び掛け。

ロシア実業界の大物として知られるミハイル・フリードマン、オレグ・デリパスカ両氏が27日、

それぞれウクライナ侵攻の中止を求める声を上げた。



フリードマン氏はウクライナ生まれ。

ロシアをはじめ旧ソ連諸国で金融、保険、小売り、ミネラルウォーター生産などの事業を手掛ける、

民間複合企業、アルファ・グループの会長で、純資産は114億ドル(約1兆3000億円)とされる。

社員あての書簡が公開され、英紙フィナンシャル・タイムズが最初に報じた。

書簡には「両親はウクライナ市民で西部リビウに住んでいる。

私は長年ロシア市民として事業を起こし、拡大してきた。

双方の国民に深い愛着がある。この紛争はどちらにとっても悲劇だ」と書かれている。

そのうえで、「両国に人命の損失や損害をもたらす流血を終わらせるべきだ」と訴えた。



ロシアの「アルミ王」と呼ばれるデリパスカ氏は27日、ロシア発の通信アプリ「テレグラム」への投稿で、

「平和はとても重要だ。できるだけ早く交渉を始めなければ」と訴えた。

28日の投稿では、ロシアの通貨ルーブルの急落やモスクワ証券取引所の停止を受けて、

「今後3カ月の経済政策について明確な説明を求める」と書き込み、

中銀による大幅利上げと企業に対する外貨売却指示を批判。

「経済政策を転換し、この国家資本主義を終わらせる必要がある」と主張した。

同氏は2018年、ロシア国家に近い人物として、米政府による経済制裁の対象になっていた。