厚生労働省の専門部会は18日、米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発した、
新型コロナワクチンについて、薬事承認することを了承した。
厚労省は近く承認する方針だ。
国内で使える4種類目の新型コロナワクチンとなる。
同社から技術提供を受けた武田薬品工業が国内で製造する。
政府は既に1億5000万回分の供給契約を結んでいる。
販売名は「ヌバキソビッド筋注」。
ウイルス由来のたんぱく質の一部を培養技術で増やし投与する、
「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれるタイプで、ワクチン未接種者は18歳以上を対象に、
通常3週間間隔で2回、筋肉内に注射する。
3回目の追加接種で使う場合は、2回目から少なくとも6カ月、間隔をあける。
米国などで約3万人を対象に行われた最終段階の治験では、発症予防効果は90・4%で、
安全性の懸念は認められなかったとしている。
武田は国内でも約200人を対象に実施し、海外同様良好な結果が得られたとしている。
副反応は倦怠感や頭痛などが確認されているが、厚労省は「ほとんどが軽度や中等度」とみている。
変異株「オミクロン株」への有効性も一定程度は見込めると判断。
‘@販売名はややこしいが、「ノババックス」が通称となる。
「オミクロン株」への有効性も一定程度は見込めるとは微妙だ。
やはり、ウイルスに対してのワクチンは早い開発が大事なようだ。