「強制両替」始まる。
ミャンマー国軍の統制下にある中央銀行が、企業や国民が持つ外貨を、
強制的に自国通貨チャットに両替するとの通達を出し、混乱が広がっている。
「強制両替」は当局が外貨をかき集める必要に迫られていることを物語っている。
外資の「ミャンマー離れ」を加速させ、必要な物資の輸入も滞りかねない。
市民の間に不満がたまっている。
「口座にドルが入金されても、1営業日以内に不利なレートでチャットに両替されている」
ヤンゴンで米の輸出や砂糖の輸入などを手がけるミャンマー人男性は頭を抱える。
「強制両替」の通知は3日付で出された。
外貨を得た場合、銀行の1営業日以内にチャットに両替しなければならず、違反すると法的措置がとられる。