政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

ウオン安も止まらない。

ウォンは今年に入ってから対ドルで15%超下落しており、

最もパフォーマンスが悪い通貨の一つとなっている。

全般的なドル高が主因だが、貿易収支の悪化も影響している。



22日には米利上げを背景にウォン安が進み、一時1.4%下落。

1.1%安の1ドル=1409.7ウォンで取引を終えた。

終値が1400ウォンの節目を超えるのは2009年3月中旬以来。



韓国の崔相穆・大統領室経済首席秘書官は、米韓が通貨スワップなどを検討することで合意したと述べた。

ウォンの弱気を強気に転換する変数がまったくないため、年末には1500ウォンを突破するとの声も出ている。

過去の経済危機を想起させる水準まで下がり、危機感も高まっている。

消費者物価の上昇傾向をさらに煽る可能性がある。




ただし過去の経済危機と比較して、韓国国内のドル調達状況はまだ余裕があるという。

韓国銀行は、グローバル金融危機と同様の水準で、韓国国内の銀行および外国銀行の韓国支店から、

外貨資金が流出しても、銀行全体の外貨資金確保額に対する流出額の割合は56.4%に過ぎないと分析。

現在、銀行圏が衝撃に対応する外貨資金は十分に確保しているとした。



日本政府も過度な円安に危機感を持ち為替介入を実施したが、どこまで持ちこたえられるのか。

他人事ではない。