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​米GDP、1.4%減。

NYダウ28日、614ドル高の33,916で着地。


米商務省が28日発表した2022年1~3月期の実質GDP速報値は、年率換算で前期比1.4%減となった。

前期(6.9%増)の大幅な伸びから7四半期ぶりのマイナス成長に転じた。

輸入の拡大や在庫投資の減少などが押し下げた。

GDPの縮小は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた20年4~6月期(31.2%減)以来。

市場予想の1.1%増を大きく下回った。



ただ、米経済の柱である個人消費は堅調さを維持。

「成長の勢いは続いている」との見方が多い。

個人消費は2.7%増、設備投資も9.2%増といずれも前の期を上回った。

住宅投資も2.1%増と堅調さを保った。

主な需要項目が軒並み増加する中でマイナス成長となったのは、

GDPから差し引く輸入が17.7%増と急増したためだ。輸出は5.9%減だった。

前の期に在庫投資が急増した反動も出た。

3月の消費者物価上昇率が約40年ぶりの高水準となった。

インフレが続いているにもかかわらず、実質個人消費は強い。

この需要の伸びに供給が追いついていない。

衣料や機械、化学や食料など幅広い分野で部品や原材料の納入が遅延している。



今後、先行きが懸念されているのは住宅だ。住宅ローン金利が急騰している。

3月の新築住宅販売は前月比8.6%減った。建築許可が下りているのに未着工の物件も多い。

FRBはインフレの抑制に主眼を置いており、利上げをさらに加速する見通し。