米商務省が23日発表した2022年の経常収支の赤字額(季節調整済み)は、
前年比11.5%増の9437億9500万ドル(約124兆円)だった。
赤字額は21年の8463億5400万ドルを更新し、過去最大となった。
同時に発表した22年10~12月期の経常収支の赤字額は前期比5.6%減の2068億500万ドル。
モノの赤字は増加が続いたものの、サービスの黒字が増加。
モノの赤字が9.2%増の1兆1910億2900万ドルと最高額になる一方、サービスの黒字は微増の2457億1千万ドル。
貿易赤字が最大となったことが主な要因。
世界的なインフレやロシアのウクライナ侵略による供給制約が資源価格を押し上げ、貿易赤字が膨らんだ。
物価高も赤字額を押し上げた。