北海道・知床半島沖の海底で確認された観光船「KAZU I 」について、
海上保安庁は、行方不明者の捜索のため、海難救助などを行う民間企業「日本サルヴェージ」と契約し、
今月中にも水深約115メートルに沈む「KAZU I 」の内外を調べ始めると明らかにした。
その費用8億7700万円は国が負担するという。
海上保安庁は、船の引き揚げの費用については、今回含まれていないと説明。
事故を起こした「知床遊覧船」に請求するかは検討するとしている。
今月中にも、深い水深でも潜水可能な「飽和潜水」の技術などを使い、船の内外を捜索する。
事前に高い水圧に体を慣らしてから潜水する「飽和潜水」の技術と、
「ROV」と呼ばれる遠隔で海底の映像などをリアルタイムで見られる機材を使い、捜索や船の調査を行う。
‘@潜水だけで9億円弱。さらに船を引き上げるとなると膨大な費用が掛かる。
だが、船の調査で大体のことが確認出来たら、引き上げない可能性もある。
比べるのも不謹慎だが、戦費がいかほどのものかが良く分かる。
(合掌)