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​国連特別報告者に中国から2500万円。

国連のアリーナ・ドゥハン特別報告者はベラルーシ人法学者。

2020年3月、国連人権理事会(UN)から特別報告者に任命された。

ドゥハン氏は昨年9月、新疆ウイグル自治区を「素晴らしい土地」と吹聴する中国政府が後援する、

オンラインプロパガンダイベントに出席。



イベントでは中国の外交官や高官が、西側諸国が中国に対する中傷キャンペーンを展開していると非難。

新疆ウイグル自治区の政策は国際的な労働・人権基準に従っており、

生活水準の向上を目指す全民族の意志を支持する」と主張する映像も流された。

欧米諸国は中国によるウイグル人へのジェノサイド(大量虐殺)を認定しているが、中国は断固として否定。

UNウオッチによると、ドゥハン氏は昨年、他にも二つの西側諸国による制裁を批判するイベントに出席。

イベントは中国、ベラルーシ、イラン、ベネズエラ、ロシアの共催だった。

UNウオッチのヒレル・ノイアー事務局長は「独立した立場であるべき人権専門家が、

政権から金を受け取り、残虐行為を隠蔽すべく企図されたイベントを支持するとは信じ難い」と痛烈に非難。




特別報告者の活動資金は国連の通常予算で賄われる。

特別報告者の活動には多くの国が献金しているが、中国が昨年ドゥハン氏に献金した額は群を抜いて多かった。

ドゥハン氏はロシアからも15万ドル(約1900万円)、カタールからも2万5000ドル(約320万円)を受け取っていた。

国連特別報告者の主張は必ずしも国連の見解を反映するものではないとしている。