ウクライナに侵略したロシアに対するEUの制裁の対象として、ギリシャ当局が、
ロシアの運用する船を拿捕したところ、イラン産の原油を積んでいたことが判明。
米国は26日、原油を没収して別の船に積み替え、同国に送ることを決めた。
拿捕された船は「ペガス」で、米国はEU同様、ロ国防省に関係があるとして制裁対象に指定していた。
ギリシャが拿捕したのは先月のことで、ペガスには19人のロシア人が乗っていた。
イラン政府は在テヘランのギリシャ大使館の責任者を呼んで抗議。
ペガスはロシアの侵攻後、船名や船籍が変わっており、ロシアとイランが協力して偽装した疑いが濃厚。
核合意の修復を目指すイランと米国の間接協議は休止状態で、両国の対立が深まる可能性もある。
26日イランのメディアは、首都テヘラン近郊パルチンにある国防軍需省の研究施設で、
25日に「事故」が発生し、技術者1人が死亡、1人が負傷したと伝えた。
当局は「原因は調査中」としているが、何らかの爆発が起きたとの情報もある。
パルチンには軍事研究施設があり、
過去には核弾頭起爆に使う爆発物の実験などが行われた可能性が取り沙汰されている。
ロ・イラン